どうも、Gultです🍿
今回はずっと観たかった『MICKEY17』を映画館で観てきたので、作中の雰囲気や個人的感想をネタバレしない程度に書いていきたいと思います🎬
それでは早速行ってみよー🚀
あらすじ
人生失敗だらけの男”ミッキー”が藁にも縋りたい思いで手に入れた仕事、それは「何度でも生まれ変われる」という夢のような仕事！✨のはずが…。よく読まずにサインした契約書は、過酷な任務で命を落としては何度も生き返させられる「究極の死にゲー」だった・・・。権力者たちからの搾取、何度も使い捨てられるミッキー。そんなある日手違いで自分のコピーが現れてしまう。
生き残れるのは1人だけ。そして事態は予想を超えた展開へー
鑑賞前の感想
本作は『パラサイト 半地下の家族』を描いたポン・ジュノ監督の最新作ということで鑑賞前から期待値爆上がり！！
ポン・ジュノ監督といえば、『パラサイト』でも描かれていたようにブラックジョークや風刺的な描写が効いている作品が多いイメージ💭
今回公開される『MICKYE17』の予告でもそんな描写が多く、どんな作品に仕上がるのだろうとワクワク🤩
予告をみてもストーリーが重そうなイメージはなく、コメディチックな感じが伝わってきました✨
予告映像①▼（2025.1.23配信）
予告映像②▼（2025.2.13配信）
予告映像③▼（2025.3.17配信）
Gultの感想(鑑賞後)
えー、とても楽しみに鑑賞してきたのですが、まずはじめに一言だけ言わせてください。
こんなにもマーク・ラファロにむかつくのは後にも先にもきっとこの作品だけだぁぁああ！！！🌋
マーク・ラファロ演じるマーシャルという名の権力者があまりにもクズすぎて…心が叫びたがってました…←
予告ではコメディ風に描かれていた本作でしたが、蓋を開けてみると意外にも楽しく笑えるような箇所は少なく・・・🤔
お話が面白くなかったというわけではなくて、きっとここはジョークとして描いているんだろうなぁというシーンはあったものの“個人的には笑えなかった”というのが正しいかもしれません。
笑えないくらいのブラックジョークだった。ということですね。ポンジュノらしい・・・！
あまりにも軽く扱われる主人公ミッキーのリアルな”死”のシーン。
そして強制的に生き返させられる為にそれが何度も、何度も出てくるんです。
メンタル弱っている人の鑑賞はあまりオススメできないと、これまた個人的に思います😢観てて苦しくて鑑賞放棄したくなる可能性あり。元気な時にみてください！🔥
そして私が開口一番に叫びたくなった原因となるマーク・ラファロ演じるこの物語のヴィラン「ケネス・マーシャル」。もう初っ端からヴィラン臭プンプンです🦹
トニ・コレット演じるマーシャルの奥さん「イルファ」も負けじ劣らず、典型的なヴィランワイフ。むしろこのイルファが影のヴィランと言っても過言ではないかもしれません。
『ハルク』演じる、優しくもかっこいいマーク・ラファロが好きだったのに…！この作品に出ていた真逆の姿を観て本当に嫌いになりそうでした笑
それくらい演技力のある俳優さんということですね・・・恐るべしマークラファロ・・・
完全に嫌いにならないために「何か踏みとどまれるものが書いてあるかも…！」と一縷の望みを賭けて鑑賞後『MICKEY17』のパンフレットを購入🤣
マーク・ラファロの撮影時の思い出を振り返っている話や撮影秘話などをみているうちに、心落ち着かせることに無事成功しました笑👏？
賛否が分かれている『MICKEY17』
人によって賛否が分かれている本作。
嫌いになりそうだったマーク・ラファロは逆を取れば演技力の塊だと思うし、主演”ミッキー”を演じたロバート・パティンソンも2人同時に出てくる17と18の演じ分けがお見事すぎた。
そしてオウムのような見た目のクリーパーも見た目のグロさに反してみんな可愛くて鑑賞後には愛着が湧くほど好きになってた。
監督のこんなインタビューも発見👀
Q.『MICKEY17』の好きなシーンは？
クリーパー。クリーパーが出るシーンは全部好きだね
Q.『ミッキー17 or 18』監督の好みは？
自分が女性だったら18を好きになりたいかな
確かに18は色気ムンムンのフェロモン爆発で女性はたまらないような危険な香りがしましたね😏
賛否が分かれている本作ですが、個人的には否はあまりありませんでした。ストーリーも退屈しませんでしたし、ラストも良かった。そして、エンドロールも終わりの終わりまでのポンジュノらしさ全開で場内が明るくなる直前まで楽しめました。
エンドロールは最後までみることをお勧めします🙌
最後に・・・
正直な感想としては、心が痛むシーンが多く感じて「もう一度観たい！！」とはすぐには思えない、むしろ鑑賞直後に感じたのはキャラクターの胸糞さで「二度と観たくない！」と思うような作品でした😢
しかし、それは決して作品が悪かったからというわけではなくSF作品のはずなのにあまりにもリアルで、色んな意味でグロテスクな表現が多かったからです。”目を背けてはならない”というところや、”人間の本質”としては現実にも通づるかも知れない部分も多く、そういった意味では観ていてとても面白かったです。
さすが、ポンジュノ監督といったところでしょうか。効きすぎた風刺に完全にやられましたね👏
そしてエンドロールの最後の歌。あれはまさにポンジュノ監督。結局そこを伝えたかったんだろうと言わんばかりのラスト。いい意味の裏切りで最高でした。
ちなみに、ポンジュノ監督の好きな日本の映画TOP3は以下の３つだそうです。
1位：黒沢清 監督『CURE』
2位：今村昌平 監督『赤い殺意』
同率3位：三宅唱 監督『きみの鳥はうたえる』、濱口竜介 監督『寝ても覚めても』
観たことない作品もチラチラ。監督が好きな作品、気になるのでまた観てみたいです👀💖
最後まで読んでくださりありがとうございました！🎬
他にも『このマーク・ラファロはクズだよ♡』という作品がありましたら、今回を超えてくるのかどうかが気になりすぎるのでコアな情報お待ちしております🙌
今回はマークラファロの演技力＆ポンジュノ監督の風刺的表現ににただただ感嘆した1日でした。
皆さんもぜひ機会がありましたら『MICKY17』観られてみてはいかがでしょうか🪐
それでは今回はこの辺で・・・
良き映画ライフを〜🍿
作品情報
みんなちょっとバカで愚かな愛すべき人々が登場する、SFコメディ。孤独を抱え、目的地もない人間が愛を見つける物語ー。
作品名：『MICKEY17/ミッキー17』
上映年：2025年
上映時間：139分
ジャンル：アドベンチャー/SF
制作国：アメリカ
配給：ワーナー・ブラザーズ映画
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